猫の品種によって、心臓病の発症リスクは異なります。特にメインクーン、黒いペルシャ、ブリティッシュショートヘアなどは遺伝的な素因が高いため、早期の診断と管理が不可欠です。



すぐに病院を受診する必要がある緊急のサイン
猫が突然息切れや呼吸困難を示したり、口や歯茎が青白く变色(チアノーゼ)したり、失神したりした場合は、直ちに動物病院へ連れて行ってください。これは急性うっ血性心不全などの緊急事態の前兆である可能性があり、即座の入院と処置が必要です。この状態の猫は非常に不安定であるため、ストレスや刺激を最小限に抑えながら、迅速に病院へ搬送することが重要です。遅れるほど危険性は高まります。



品種ごとの注意と再発防止が重要です。
メインクーンではMYBPC3 A31P変異が知られており、この変異のホモ接合型では肥大型心筋症(HCM)のリスクが高まります。ペルシャなどの長毛種では、腹膜心膜横隔膜ヘルニア(PPDH)の素因が報告されています。品種による素因が疑われる場合は、獣医師にご相談いただき、検査でリスクを事前に把握し、早期から管理を行うことがおすすめです。診断後は、定期的な検診と処方薬による管理を継続することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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