犬の慢性腎臓病(CKD)は、腎機能が徐々に低下することで、生活の質に大きな影響を及ぼす可能性があります。適切な診断と緩和療法により、症状を管理し、生活の質を向上させることができます。



すぐに動物病院を受診すべき緊急のサイン
犬に激しい嘔吐、尿量の急激な減少(少尿・無尿)、意識レベルの低下、呼吸困難、重度の脱水症状(唇の乾燥、皮膚弾力の低下)が見られる場合は、直ちに動物病院を受診する必要があります。これは腎機能が急速に悪化しているか、合併症が生じている可能性があるためです。対応が遅れると命に関わる恐れがあるため、迅速な処置が不可欠です。



特定の犬種は慢性腎臓病(CKD)の発症リスクが高いため、注意が必要です。
シャー・ペイやビーグル(アミロイドーシス)、ケアン・テリアやブルテリア(多発性嚢胞腎)、シーズーやゴールデン・レトリバー(腎形成異常)など、特定の犬種には遺伝的な要因があり、慢性腎臓病(CKD)を発症するリスクが高い傾向があります。このような先天性のタイプは比較的若い年齢で現れることがあり、加齢とともにリスクが高まるため、定期的な腎機能検査をお勧めします。早期発見と適切な管理により、生活の質を大幅に向上させることができるため、犬種の特徴を考慮した予防が重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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