犬の耳ダニは耳の内部に寄生する微小な寄生虫で、かゆみや炎症を引き起こす疾患です。早期の診断と適切な治療が重要です。



直ちに動物病院を受診すべき場合
耳の中で激しい痛み、出血、膿が出ている場合、または耳が完全に詰まって聞こえなくなっている場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。これは感染が悪化しているか、中耳炎を発症している可能性が高いからです。治療が遅れると、聴覚障害や慢性炎症につながる可能性があります。



犬種別の注意点と再発予防のコツ
耳ダニは犬に特に多く見られ、年齢を重ねるにつれて免疫ができて感染が減少する傾向があります。また、耳ダニは犬よりも猫に非常に多く見られるため、猫と同居している犬はより注意が必要です。耳ダニは約3週間の生活史を持つため、1回の治療で完全に治らない場合もありますので、治療後も症状が再発した場合はすぐに動物病院を受診してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | 主成分 | 使用周期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| セラメクチンベースの外用薬 | セラメクチン | 獣医師の指示に従う | 寄生虫の駆除と予防に幅広く使われます |
| モキシデクチンベースのスポットオン | モキシデクチン | 獣医師の指示に従う | 塗るタイプで耳ダニを駆除します |
| イソオキサゾリン系(フルララネルなど) | イソオキサゾリン(フルララネル) | 獣医師の指示に従う | 飲み薬または塗り薬として使用します |
獣医師が推奨する製品を基準にお選びください。同じ家に住む動物がいる場合は、症状がなくても一緒に治療しないと再感染を防ぐことができません。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed. British Small Animal Veterinary Association, 2021.
[2] Principles and Practices of Canine and Feline Clinical Parasitic Diseases. Wiley-Blackwell, 2010.
[3] Fipronil-based spot-on treatments for ectoparasite control in dogs: Efficacy and safety. Veterinary Parasitology, 2018, 254, 1-8.