犬の目線がずれてしまう眼科疾患で、遺伝的要因や神経損傷が原因となる場合があります。早期発見と適切なケアは、視力の保護にとって重要です。



直ちに動物病院を受診が必要な場合
犬の目が急に斜めになったり、両目の瞳孔の大きさに差が見られたり、視覚反応が急激に低下したりする場合は、直ちに動物病院を受診する必要があります。これらは眼振を伴い、前庭系の異常や頭蓋内(脳)の疾患、腫瘍、脳神経損傷などの重篤な病気の兆候である可能性があります。神経症状を伴う場合は、診断が遅れると危険なため、迅速な評価が必要です。



特定の犬種では、斜視の発症リスクが高い傾向があります。
獣医学の文献では、一部の雑種ビーグルやハスキーで斜視が観察された報告があり、柴犬などでは全身疾患であるムコ多糖症とともに視覚異常が報告されています。したがって、家族歴や全身疾患が疑われる場合は、幼い時期から目の状態も一緒にチェックすることがおすすめです。里親になる前には、品種特有の特性や健康記録を念入りに確認してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed, 2023
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Ed, 2022
[3] Veterinary Ophthalmology, 5th Ed, 2021