猫の神経原性膀胱は、神経の損傷により膀胱の収縮機能が正常に働かなくなる疾患で、排尿障害や痛みを引き起こします。早期の診断と管理が重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
猫が長時間排尿できない場合や、排尿時に苦痛そうな様子を見せたら、すぐに動物病院へ連れて行ってください。排尿が滞ると、短時間で腎機能が低下し、高カリウム血症などの緊急状態に陥る可能性があります。また、膀胱の膨張や尿路感染症のリスクも高まるため、緊急事態として扱わなければなりません。



再発の予防と品種に関する注意点
特定の猫の品種が神経原性膀胱に対して遺伝的により脆弱であるという明確な根拠はまだありません。膀胱調節の異常は主に脊髄損傷、神経圧迫、猫伝染性腹膜炎などの神経系疾患といった後天的な原因で生じるため、品種よりも臨床的な原因の把握がより重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Barrs, V.R. et al. (2005) 'Neurogenic bladder dysfunction in cats: a retrospective study of 28 cases'. Journal of Feline Medicine and Surgery, 7(3), pp. 181–188.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition (2022). Wiley-Blackwell. pp. 1245–1248.