犬の脾臓切除術後のケアは、感染リスクの増加と免疫力の低下に注意が必要な重要なプロセスです。適切なケアで合併症を予防し、回復を支援することが重要です。



すぐに病院を受診する必要がある緊急事態
脾臓切除術後、高熱や持続的な嘔吐、腹部膨満、出血、急な呼吸困難、強い無気力などが現れた場合は、すぐに動物病院を受診してください。これらは、感染症、内出血、血栓塞栓症、あるいは胃拡張・胃捻転の兆候である可能性があります。



犬種別の注意点と再発予防管理
中年のジャーマンシェパード(血管肉腫)、老犬(結節性増殖)、バーニーズマウンテンドッグ(悪性組織球症)など、特定の品種や年齢では脾臓疾患のリスクが高いことが知られています。また、脾臓切除後は胃拡張捻転のリスクが高まる可能性があるため、長期的な管理と観察が必要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell, 2022.
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition. Elsevier, 2020.
[3] Veterinary Surgical Oncology, 2nd Edition. Elsevier, 2018.