犬の白血病は、骨髄や血液中で異常な白血球が増殖する血液のがんです。急性・慢性タイプ別の症状と診断法、抗がん剤治療の流れ、予後と自宅でできるケア方法をまとめてご紹介します。


この症状がある場合は、今すぐ救急動物病院へお越しください。
犬の歯茎が白っぽく、あるいは灰色がかって蒼白になったり、呼吸が速く苦しそうになったり、突然倒れたり痙攣を起こしたりする場合は、直ちに24時間対応の動物病院へ搬送してください。重度の貧血や内出血が生じると、迅速な処置がないと命に関わる可能性があります。


予後と再発について事前に知っておきましょう
慢性リンパ性白血病は、治療反応が良好であれば1~2年以上安定して経過するケースもあります。一方、急性白血病の平均生存期間は数週間から数ヶ月です。治療方針は、完治よりも生活の質の維持と症状の緩和を目標に設定されることが多いです。獣医師と十分に相談し、現実的な予後と管理計画を一緒に立てることが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Vail DM, Thamm DH, Liptak JM (eds): Withrow & MacEwen's Small Animal Clinical Oncology, 6th Ed, Elsevier, 2020
[2] Nelson RW, Couto CG (eds): Small Animal Internal Medicine, 6th Ed, Elsevier, 2019
[3] Feldman BF, Zinkl JG, Jain NC (eds): Schalm's Veterinary Hematology, 5th Ed, Lippincott Williams & Wilkins, 2000
[4] Ettinger SJ, Feldman EC (eds): Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Ed, Elsevier, 2017