犬のクッシング症候群は、副腎皮質から過剰なコルチゾールが分泌されることで起こる内分泌疾患で、主な症状としては多飲、頻尿、腹部の膨満などが挙げられます。早期の診断と適切な管理が重要です。



すぐに病院を受診すべきサイン
犬が突然食欲を失い、嘔吐・下痢・呼吸困難を示す場合は、直ちに動物病院を受診してください。これはクッシング症候群が悪化しているか、合併症が生じている可能性があるためです。特に高血圧や糖尿病を併発する恐れがあるため、早期の診断が重要です。



再発の予防と品種別の注意点
クッシング症候群は治療後も再発したり、薬物の用量調整が必要になることがあります。特にダックスフンド、ボクサー、ボストン・テリア、ミニチュア・プードル、ビーグルなど、特定の犬種では発症リスクが高いと報告されています。定期的な健康診断と薬物の用量調整が不可欠です。投薬中は自己判断で変更せず、必ず獣医師にご相談ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed, 2020
[2] 100 Top Consultations in Small Animal General Practice, Sheena Warman, 2019
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, 2021