猫の動脈管開存症(PDA)は、出生後には自然に閉じるべき動脈管が開いたまま残り、血液循環に異常をきたす先天性の心臓奇形です。症状、原因、診断、治療、そして家庭でのケアまでを一度にまとめました。


すぐに病院へ行くべき緊急のサイン
以下の症状のいずれかが見られた場合は、できるだけ早く緊急診療を受けてください。急性心不全や肺水腫により、急速に状態が悪化することがあります。 • 口を開けて呼吸している、または首を伸ばして呼吸している場合 • 歯ぐきや舌が青紫色に変色している場合 • 突然倒れる、または立ち上がれない場合 • 24時間以上、食欲が完全にない場合


品種別の注意点と再発予防
動脈管開存症は遺伝的要因がある場合、兄弟や親猫でも発症することがあります。猫の最初の健康チェックでは、必ず心臓の聴診を受けておくことをおすすめします。治療後も二次性心不全のリスクがあるため、年に2回以上は心臓専門の診察を受け続けることが大切です。また、繁殖については獣医師と十分に相談してから判断するのが安全です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Chetboul V, Damoiseaux C, Behr L et al., Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats, 2022
[2] Bussadori C, Domenech O, Longo A et al., Percutaneous catheter-based treatment of pulmonic stenosis and patent ductus arteriosus in a dog, J Vet Cardiol, 2002, 4:29–34
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