猫の耳ダニは耳の中に寄生する微小な寄生虫で、かゆみや炎症を引き起こし、猫に不安をもたらします。早期の診断と適切な治療が重要です。



すぐに病院を受診する必要がある場合
猫が耳を頻繁に掻いたり、頭を振りながら不安そうにしたり、耳から黒い塊や臭いがする場合は、すぐに獣医師に相談してください。耳ダニ感染症を長期間放置すると、激しく掻きすぎて耳介に血腫(耳血腫)ができたり、慢性的な外耳炎に発展したりする可能性があります。このような合併症を防ぐためには、早期治療が何より重要です。



多頭飼いの猫家庭における注意点
1匹の猫が耳ダニに感染すると、同じ空間で暮らす他の猫にも容易に感染する可能性があります。症状がなくても無症状の保菌状態である場合があるため、すべての猫を同時に治療し、共有している用品は必ず消毒してください。治療中は猫同士の接触を最小限に抑え、それぞれ別のスペースを用意するのが望ましいです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed. British Small Animal Veterinary Association, 2020.
[2] Principles and Practices of Canine and Feline Clinical Parasitic Diseases. Wiley-Blackwell, 2015.
[3] Otodectes cynotis infestation in cats: Diagnosis and management. Journal of Feline Medicine and Surgery, 2018, 20(7), 623–630.