猫のエキノコックス症は、寄生虫によって引き起こされる一般的な腸内寄生虫疾患であり、飼い主や家族の健康にも影響を及ぼす可能性があります。早期の診断と徹底的な管理が重要です。



すぐに動物病院を受診が必要な状況
猫に下痢、体重減少、腹部膨満などが持続する場合は、すぐに動物病院を受診してください。猫の場合は通常、腸内の感染症ですが、人間が中間宿主となり虫卵を摂取すると、肝臓や肺に嚢胞が生じて深刻な臓器損傷を引き起こす可能性があります。そのため、お子様を含むご家族の手指衛生と早期診断が特に重要です。



品種別の注意点と再発予防
狩猟本能が強い猫や、自由に外に出る猫は、ネズミなどの中間宿主を捕食することで感染リスクが高まります。また、特に小さなお子さんがいるご家庭では、虫卵を介した感染の可能性もあるため、猫の外出や狩猟をできるだけ控え、手洗いを徹底し、定期的な健康チェックを受けることが大切です。再発を防ぐためにも、駆虫薬は獣医師の指示に従って継続的に投与してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed. Blackwell Publishing, 2015.
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2018.
[3] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed. Wiley-Blackwell, 2020.