猫の口腔内の痛みは、単なる食欲低下を超えて、深刻な疾患のサインである可能性があります。早期発見と適切なケアが重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
猫が口元を足で掻いたり、よだれを大量に出したり、口から出血している場合は、すぐに獣医師にご相談ください。これは深刻な歯の損傷や口腔疾患の兆候である可能性があります。痛みがひどくなると餌を食べなくなり、体重減少や栄養不足に繋がってしまうため、診察を受けるまでは痛みを和らげるケアと、柔らかい餌の提供が必要です。



猫の品種別注意:歯の疾患リスクが高い品種がいます
特にバーミーズ、シャム、メインクーンなどは、口腔粘膜の潰瘍や口腔疾患に脆弱であることが報告されています。また、ペルシャ系などにも定期的な口腔ケアが推奨されます。猫は生後1歳を過ぎると歯周炎、歯吸収症、歯肉炎などが発症する可能性があるため、定期的な口腔検査が必要です。治療よりも予防の方がはるかに重要ですので、早期からのケアが不可欠です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed. Elsevier, 2020.
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Wiley-Blackwell, 2019.
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Elsevier, 2021.