猫の口腔内の細菌は、歯周炎を引き起こすだけでなく、心臓・腎臓・肝臓などの全身疾患とも密接に関連しています。早期発見と適切な管理が重要です。



すぐに病院を受診すべきサイン
猫が強い痛みを訴えたり、食べること自体を拒否して餌を食べなくなったりした場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。口腔内の痛みによる食欲低下、よだれ、爪で口をかくような行動が伴う場合は、早期の診察が必要です。また、元気がなく呼吸が速くなるなど、全身の状態が悪化しているように見える場合は、一刻も早く獣医師の診察を受けてください。



品種別の注意点と再発予防
品種や顔の骨格によって口腔トラブルの頻度は異なりますが、すべての猫にとって定期的な口腔ケアは重要です。1歳未満の若齢猫でも若年性歯肉炎や歯周炎を発症することがあるため、年齢を重ねるにつれて口腔疾患や痛み、食べづらさなどを継続的に観察し、獣医師と相談することが必要です。再発を防ぐためには、毎日の家庭でのケアと、定期的な専門的な検診およびスケーリングを継続することが不可欠です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2023
[2] Greene CE, Addie DD. Infectious Diseases of the Dog and Cat, 3rd ed, Elsevier, 2006
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