猫の慢性腎臓病は、IRISの病期分類に基づいて段階的に進行し、早期発見と適切な管理が生存期間を大きく左右します。初期には症状が現れにくいことが多いため、注意が必要です。



すぐに動物病院を受診すべき症状
猫が一日中水を飲まない、激しい嘔吐、血尿、意識低下を示す場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。これは腎機能が急速に悪化していることを意味し、緊急治療が必要です。早期対応が生存の可能性を高めます。



猫の腎臓病リスクは品種によって異なります
多嚢胞性腎疾患のように遺伝性や家族歴のある腎臓病は、一部の猫では発症リスクを高める可能性があります。ただし、特定の品種が慢性腎臓病によりかかりやすいという直接的な根拠は限定的です。そのため、品種に関係なく7~8歳以上の高齢猫では、定期的な腎臓スクリーニング検査を受けることが重要です。継続的な健康診断は早期発見に役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2023.
[3] Bregazzi VS, LaRue SM, McNiel E, et al. Treatment with combination of doxorubicin, surgery, and radiation versus surgery and radiation alone for cats with vaccine-associated sarcomas: 25 cases (1995–2000). J Am Vet Med Assoc. 2001;219(10):1427–1433.