犬のNT-proBNPとトロポニンは、心機能の異常を早期に発見するための重要な心臓マーカーです。これらのマーカーの数値が高い場合、心疾患の可能性が高くなります。



すぐに動物病院を受診すべき緊急のサイン
犬が突然息切れをしたり、激しくハアハアと喘いだり、歯茎や舌が青紫色(チアノーゼ)になったり、倒れてしまった場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは心不全など、深刻な心臓疾患の兆候である可能性があります。



特定の犬種では、心臓マーカーの異常に注意が必要です。
ドーベルマン、グレートデーン、アイルランド・ウルフハウンド、ワイマラナー、ボクサーなどの大型・超大型犬種は、拡張型心筋症(DCM)にかかりやすい傾向があります。特にこれらの犬種では、症状がない初期段階でも病気が静かに進行することがあるため、定期的な健康診断が不可欠です。かかりつけの獣医師と相談して、定期的に心臓マーカー検査を受けることをおすすめします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed. (2023)
[2] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed. (2022)
[3] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats (2021)