犬の肝臓超音波検査は、肝疾患の早期発見と正確な診断において重要なツールです。病院で推奨されるこの検査では、肝臓の大きさ、構造、血流状態を非侵襲的に確認することができます。



すぐに病院を受診すべきサイン
犬が突然食欲を失い、嘔吐を繰り返したり、目や唇が黄色く変色したりした場合は、直ちに動物病院へお越しください。これは肝機能が重度に損傷している可能性が高いことを示しています。また、腹部が膨らんだり、意識が朦朧として眠気や震えが見られたりする場合も、緊急事態です。これらの症状は肝機能不全や出血のリスクを伴う可能性があるため、迅速な診断と治療が不可欠です。



特定の犬種は肝疾患のリスクが高いです。
一部のワンちゃんは、遺伝的・代謝的な要因により肝疾患にかかりやすい傾向があります。例えば、銅が肝臓に蓄積する銅関連肝毒性など、個体や素因によってリスクが異なる場合があります。肝酵素値の異常が繰り返される場合や、肝疾患の素因が疑われるワンちゃんには、定期的な超音波検査と血液検査で状態を継続的に確認することがおすすめです。肝疾患は早期に発見し適切に管理するほど、予後が良くなるため、里親になる際や迎える際には品種特性や家族歴を確認し、獣医師と相談することをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats, 2020, Chapter 11: Echocardiography and Abdominal Ultrasound
[2] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed, 2021, Section 43.1: Indications for Abdominal Ultrasound
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, 2022, Chapter 23: Diagnostic Imaging in Hepatic Disease