犬のノミアレルギー性皮膚炎は、ノミの唾液に含まれるアレルゲンが原因で生じる、強い痒みを伴う皮膚疾患です。症状から治療・予防法まで、飼い主さんが知っておくべき重要なポイントをまとめました。


動物病院にすぐ連れて行くべきサイン
以下の症状が一つでも見られる場合は、24時間以内に動物病院を受診してください。放置すると、細菌性皮膚感染症(膿皮症)や全身のアレルギー反応へと急速に悪化する可能性があります。 • 掻きむしって出血するほどの開放性創傷 • 皮膚が厚く硬くなったり、色素沈着が急速に進んだりする • 顔面、眼瞼、唇の腫脹 • 48時間以上続く食欲減退と全身倦怠感の併発


アレルギーに弱い犬種は、より頻繁にチェックしましょう
ブルドッグ、ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、ボクサーなど、アトピー性皮膚炎の素因が知られている犬種は、ノミが1~2匹いるだけでもより強い反応を示すことがあります。こうした犬種では、予防的な駆虫の間隔を短く保ち、月1回、しっぽ周辺の皮膚状態を目視でチェックする習慣をつけておくとよいでしょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Shaw SE, Kenny MJ, Tasker S et al. (2004) Pathogen carriage by the cat flea Ctenocephalides felis (Bouche) in the United Kingdom. Veterinary Microbiology 102, 183–186
[2] Franc M, Bouhsira E and Beugnet F (2013) Direct transmission of the cat flea (Ctenocephalides felis) between cats exhibiting social behaviour. Parasite 20, 49
[3] Thiemann T, Fielden LJ and Kelrick MI (2003) Water uptake in the cat flea Ctenocephalides felis (Pulicidae: Siphonaptera). Journal of Insect Physiology 49, 1085–1092
[4] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed. British Small Animal Veterinary Association, 2019