猫の反復行動障害は、神経・行動の異常により同じ行動を止められなくなる疾患です。原因から薬物療法や家庭でのケアまで、獣医学的な根拠に基づいてまとめました。


すぐに動物病院を受診すべきサイン
以下のいずれかの症状が見られる場合は、24時間以内に動物病院を受診してください。身体的な損傷を伴う反復行動は、緊急に近い状態です。 • グルーミング部位の皮膚に傷、出血、感染の兆候が見られる • ウールや異物を飲み込み、嘔吐や食欲低下が2日以上続いている • 反復行動中に体が硬直したり、意識を失ったような様子が見られる • 1日数十回以上、止められない強迫行動が繰り返されている


注意が必要な品種と再発予防
特定の品種がよりかかりやすいと断定するよりも、正常な狩猟や探索行動を十分に発揮できない環境、慢性的なストレス、多頭飼育世帯における長期的な対立がある場合に、反復行動障害のリスクが高まる可能性があるという点がより重要です。環境が単調であったりストレス要因が多いお宅では、早期から環境の豊か化と社会化に特に気を配ってください。 再発を防ぐために、薬を勝手に中止するのは危険です。症状が改善して見えても、獣医師と相談して段階的に用量を減らしてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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