猫の瞳孔異常とは、片方の瞳孔がもう片方と大きさや反応が異なる状態を指し、感染症、外傷、神経疾患などが原因となる可能性があります。早期発見と正確な診断が重要です。



すぐに動物病院を受診が必要な場合
瞳孔の異常が突然現れた場合、または麻痺・嘔吐・意識レベルの低下などの他の症状を伴う場合は、直ちに動物病院を受診する必要があります。脳疾患や重篤な外傷が考えられるため、決して遅延しないでください。



品種別の注意点と再発予防
猫でも先天性や遺伝性の眼疾患が報告されているため、瞳孔の異常が繰り返される場合は遺伝的要因も併せて考慮するのがおすすめです。ただし、特定の品種が瞳孔異常により脆弱であるとする明確な根拠は現時点では確立されていませんので、品種そのものよりも、繰り返される症状自体に注目することが重要です。再発を防ぐためには、定期的な眼科検診と原因の評価が不可欠です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2019.
[2] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed. Wiley-Blackwell, 2020.
[3] Veterinary Ophthalmology, 5th Edition. Wiley-Blackwell, 2021.