猫の門脈高血圧は、肝機能の異常に関連する高血圧の状態であり、目・心臓・腎臓にダメージを与える可能性があります。早期発見と適切な管理が重要です。



すぐに動物病院を受診が必要な症状
猫の腹部が急激に膨らんだり、嘔吐や元気の低下が繰り返されてぐったりしている状態になったら、すぐに病院へ連れて行ってください。門脈高血圧が重度になると、腹腔内に体液が急速にたまるようになったり、後天性門脈全身シャントによる肝性脳症で神経症状が現れることがあります。普段と違う異常な兆候が見られたら、迷わず獣医師の診察を受けてください。



猫の門脈高血圧は再発のリスクが高いです。
基礎となる肝疾患などが回復しない場合、門脈高血圧は持続したり再発したりする可能性があります。特に定期検診や処方管理を怠ると、状態が悪化する恐れがあります。獣医師と連携して長期的な管理計画を立て、定期的に状態を確認することが大切です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | 段階 | 主な症状 | 対処方法 | 緊急性の有無 |
|---|---|---|---|---|
| 軽症 | 食欲の減少、わずかな腹部の膨満 | 原因の評価、定期健診 | いいえ | いいえ |
| 中等度 | 腹水、腹部の膨満、気力の低下 | 腹水の管理、合併症の治療 | はい | はい |
| 重症 | 大量の腹水、ぐったりする、肝性脳症が疑われる神経症状 | 救急治療、原因疾患の集中的な管理 | はい | はい |
症状が悪化した場合、直ちに病院への受診が必要です。
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[1] Beate Egner et al. (2023) The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier.
[2] Taylor SS et al. (2017) ISFM consensus guidelines on the diagnosis and management of hypertension in cats. Journal of Feline Medicine and Surgery.
[3] Brown SA, Henik RA. (1998) Diagnosis and treatment of systemic hypertension in cats. Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice.