猫の緑内障は、眼球内の圧力が上昇して視力を失う可能性がある深刻な疾患です。早期診断と適切な薬物・手術治療が不可欠です。



すぐに動物病院を受診する必要がある緊急のサイン
目の急激な腫れや、視界のかすみ、急激な視力低下が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。これは視神経の障害が急速に進行していることを意味し、視力を回復させるための治療可能な期間が非常に狭くなるためです。



特定の品種は遺伝的な要因があるため、注意が必要です。
猫の緑内障は、ほとんどがぶどう膜炎、水晶体脱臼、外傷、眼球内出血、腫瘍などの他の眼疾患に伴って起こる二次性緑内障です。遺伝的要因による原発性緑内障は猫では非常に稀ですが、猫では先天性緑内障が現れることもあります。普段から目に異常が見られたら、放置せず眼科検査を受けることが、早期発見と視力保持に大きく役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Fossum TW. (2007). Small Animal Surgery. 3rd ed. Elsevier.
[2] Kass PH, et al. (2007). Glaucoma in cats: 100 cases (1990–2004). Journal of Feline Medicine and Surgery, 9(4), 247–255.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th ed. (2022). Wiley-Blackwell.