猫のツツジ・シャクナゲ中毒は、グレイアノトキシンという毒素が神経や心臓に影響を及ぼす緊急の中毒疾患です。摂取が確認された場合は、症状の有無にかかわらず、すぐに動物病院に連絡してください。


このような症状が見られる場合は、今すぐ緊急対応可能な動物病院へお越しください。
けいれんや発作が止まらず、または繰り返している場合/歯ぐきが白っぽく、または青紫色に変色している場合/意識がない、あるいは刺激に全く反応しない場合/息が荒く、呼吸が不規則な場合/嘔吐や下痢が30分以上続き、完全に脱力しているように見える場合。これらのうち一つでも当てはまる場合は、一刻も早く24時間対応の動物救急病院へ連れて行ってください。


特に春(3~5月)は危険です。
日本の春は、ツツジやシャクナゲが一斉に咲く季節です。花束や花の飾り、園芸用の鉢植えが家の中に入る機会が増えるため、猫がこれらの植物に接触するリスクも高まります。ツツジに含まれるグレイアノトキシンは体重に比例して中毒を引き起こすため、体重の軽い猫ほど同じ量を食べた場合でも相対的に深刻な反応を示す可能性があります。外出後には、衣服やバッグに花びらが付着していないか確認することもおすすめです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Gwaltney-Brant SM et al. Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion: Small Animal Toxicology, 3rd Ed. Wiley-Blackwell.
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