マルチーズが生涯注意すべき5大遺伝性疾患と、年齢別推奨検査・家庭でのチェックリストをまとめました。膝蓋骨脱臼から心臓弁膜症まで、早期発見が鍵となります。


この兆候が見られたら、24時間以内に動物病院へお越しください。
次のいずれかの兆候が見られた場合は、緊急事態として扱ってください。 夜や真夜中に突然、息切れを起こして目覚めるような呼吸 歯茎の色が灰色や紫色に変色する 後ろ足を突然引きずる、または地面につけなくなる エサを吐き、黄色い泡状の唾液を垂らす 頭を壁に押し付ける、またはふらつきながら歩く 特に1歳未満の犬が食後にぼんやりしたり、発作のような症状を示したりする場合は、門脈短絡症を疑い、直ちに動物病院へ連れて行ってください。

| 項目 | 6か月~1歳 | 1~7歳 | 8歳以上 |
|---|---|---|---|
| 整形外科的触診(膝蓋骨) | 必須 | 年1回 | 年1~2回 |
| 心臓の聴診・超音波 | 聴診推奨 | 年1回の聴診 | 超音波必須 |
| 血液検査(胆汁酸を含む) | 必須 | 年1回 | 6か月に1回 |
| 歯科検診 | 乳歯遺残の確認 | 年1回 | 専門的なスケーリング |
| 眼科検診 | 推奨 | 症状がある時 | 年1回 |
トイ犬種の臨床推奨案に基づく(諮問団まとめ、2026)

生涯守ってほしい環境管理の3つのポイント
滑り止めマット: 床は膝蓋骨や腰に大きな負担をかけます。愛犬がよく通る動線にマットを敷いてあげてください。 適正体重: マルチーズの適正体重は2.5〜4kgです。0.5kg増えるだけでも、関節・心臓・気管すべてに負担が大きくなります。 ジャンプ禁止: ソファやベッドへの乗り降りは、階段やスロープで代用してください。これは椎間板ヘルニアと膝蓋骨脱臼を予防する最も効果的な方法です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed
[2] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats — Mitral Valve Disease in Small Breed Dogs
[3] The Dog Care Handbook — Breed-related health predispositions
[4] ACVS(미국수의외과학회) Patellar Luxation in Toy Breeds 임상 가이드