ポメラニアンは、気管虚脱と膝蓋骨脱臼に最もかかりやすい犬種です。獣医学の教科書を基に、これらの2つの疾患の症状、予防法、そして日常生活での管理ポイントをまとめました。


このような症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。
咳が止まらずに続く、舌や歯茎が青紫色に変色する、呼吸時に激しいゼイゼイ音がする場合は、緊急事態です。特に暑い日に過度にハァハァと息を荒げながら咳もしている場合は、すぐに動物病院を受診してください。気管虚脱の3〜4段階では、酸素投与が必要な場合もあります。


気管虚脱と膝蓋骨脱臼が同時にある場合
ポメラニアンでは、気管虚脱と膝蓋骨脱臼を併発しているケースが少なくありません。咳のため運動を完全に減らしてしまうと、筋力が低下して膝蓋骨脱臼が悪化する可能性があります。一方で、無理な運動は気管虚脱の症状を悪化させる恐れがあります。獣医師と相談し、両方の疾患を考慮した運動量と管理計画を立てることが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Chapter 15: Musculoskeletal Disorders (Patellar Luxation)
[2] Textbook of Veterinary Orthopaedic Surgery — Chapter 11: Patellar Luxation
[3] Small Animal Internal Medicine, 6th Ed (Nelson & Couto) — Chapter 20: Tracheal Collapse
[4] BSAVA Manual of Canine and Feline Dentistry and Oral Surgery, 4th Ed — Dental Disease in Small Breeds