猫の慢性腎臓病の管理に効果的なACE阻害薬とARB薬のベスト3を比較し、選び方の基準と注意事項をまとめました。必ず獣医師の指導のもとで使用してください。





| 項目 | 重要ポイント |
|---|---|
| 状態 | 慢性腎臓病(CKD)により腎機能が徐々に低下 |
| 症状 | 飲水量・尿量の増加、食欲低下、体重減少、高血圧 |
| 診断 | 血液・尿検査、血圧測定、画像検査で病期を評価 |
| 治療 | 獣医師の処方するACE阻害薬・ARBで蛋白尿の減少および腎臓の保護 |
| 注意 | 定期的なモニタリングが必須、無許可のサプリメント・自己判断での投薬中止は禁止 |
特定の製品・病院を推奨する表ではなく、獣医師と相談する際に参考にする基準です。治療・検査の決定は必ず診察を通じて獣医師と一緒に行ってください。
注意事項と禁忌
ACE阻害薬やARBは、脱水状態や低血圧のある猫には使用してはいけません。腎機能が大きく低下した進行期(IRIS 3〜4期)の猫では、通常は低い用量から慎重に開始し、薬をうまく耐えられない場合や腎臓の数値が悪化した場合、用量を減らすか中止する必要があります。さらに、他の薬物(特にNSAIDs、カリウム保持性利尿剤など)と併用すると、相互作用により腎臓の副作用や高カリウム血症のリスクが高まる可能性があるため、服用中のすべての薬を獣医師に知らせる必要があります。薬の中止や用量の調整は、決して自己判断で行わないでください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Langston, C.E. et al. (2023) Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition. Elsevier.
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition (2022). Wiley-Blackwell.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition (2023). Wiley.