ペットのリハビリテーションにおける理学療法の種類、効果、注意点についてまとめました。水中療法から家庭でのリハビリまで、獣医師による専門的な情報をぜひご確認ください。

| 項目 | 水中療法 | レーザー療法 | 徒手療法 | 電気刺激療法 |
|---|---|---|---|---|
| 主な効果 | 筋力強化・関節可動域の改善 | 痛み・炎症の緩和 | 関節の柔軟性の回復 | 痛みの信号の調節・痛みの緩和 |
| 適したケース | 手術後のリハビリ・肥満 | 慢性痛・傷の回復 | 関節手術後・高齢 | 慢性痛・関節炎の痛み |
| 1回あたりの所要時間 | 獣医師の判断により異なる | 獣医師の判断により異なる | 獣医師の判断により異なる | 獣医師の判断により異なる |
| 麻酔の要否 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
| 猫への適用 | 限定的 | 適する | 適する | 限定的 |
治療時間と適用の可否はペットの状態によって変わることがあります

リハビリテーション治療の前に必ず確認してください
すべてのペットにリハビリテーション治療が適しているわけではありません。心血管疾患、感染性の皮膚状態、治療されていない傷などがある場合は、水中治療を開始する前に必ず獣医師にご相談ください。レーザー治療についても、適用可否や注意事項はペットの全体的な健康状態に基づき、獣医師が総合的に判断します。必ず獣医師が全体的な健康状態を評価した上で治療計画を立てる必要があります。特に高齢である場合や基礎疾患があるペットでは、治療開始前に事前の健康評価が必要になることがあります。


猫のリハビリテーションを受ける際に知っておくべきこと
猫は犬に比べてリハビリテーション治療の研究が少なく、水嫌いな子も多いため、水中治療の適用が難しい場合があります。そのため、レーザー治療や徒手療法を中心としたプログラムを組み立てることが多いです。猫はストレスに敏感なため、治療中は呼吸・瞳孔・姿勢の変化を細かく観察しながら進めることが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Marcellin-Little DJ, Medical Treatment of Coxofemoral Joint Disease, 2009
[2] Millis DL, Physical rehabilitation: improving the outcome in dogs with orthopedic problems, 2005
[3] Draper WE et al., Low-level laser therapy reduces time to ambulation in dogs after hemilaminectomy: a preliminary study, The Journal of Small Animal Practice, 2012
[4] Riegel RJ, Godbold JC, Laser Therapy in Veterinary Medicine: Photobiomodulation, J Wiley & Sons, 2017
[5] Textbook of Veterinary Orthopaedic Surgery, Chapter 15: Physiotherapy and Rehabilitation of Orthopedic Patients
[6] Abercromby R, Innes J, May C, Arthritis, 2018