TPLO手術後の回復をスムーズに進めるための8週間リハビリテーションプロトコルを、週ごとに整理しました。冷却・温熱療法、受動的関節運動、水中運動、体重支持訓練など、段階的に詳しくご案内します。

| 項目 | 1~2週目 | 3~4週目 | 5~6週目 | 7~8週目 |
|---|---|---|---|---|
| 活動範囲 | ケージでの絶対安静 | 短いリードでの散歩 | 散歩の距離を徐々に増やす | ジョギング・水中運動 |
| 1日の散歩時間 | 5分以内(排泄のみ) | 5~10分 × 2回 | 15~20分 × 2回 | 30分 × 2回 |
| 推奨運動 | 冷罨法・他動的関節運動 | 体重移動トレーニング | 傾斜路歩行・8の字歩行 | 水中トレッドミル・バランスボード |
| 禁止する活動 | ジャンプ・階段・遊び | ジャンプ・走る・階段 | ジャンプ・滑りやすい床 | 激しい遊び・急な方向転換 |
主治医の経過観察の結果に応じて、1~2週間前後で調整されることがあります。

このような兆候が見られたら、すぐに動物病院へお越しください。
リハビリ中に以下の症状が一つでも見られた場合は、すぐに手術を受けた病院に連絡してください。手術部位の急な腫れ・赤み・滲出液、体重を全くかけない(足を完全に浮かせている)、食欲低下に伴う発熱(39.5度以上)、跛行が再び悪化する。特に手術後2週間が経過しているのに、かえって歩行が悪くなっている場合は、金属プレートの移動や感染症を疑う必要があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fossum TW. Small Animal Surgery, 5th ed. Elsevier, 2019 — Chapter on Stifle Joint Surgery
[2] Reader RC, McCarthy RJ, Schultz KL, et al. Comparison of liposomal bupivacaine and 0.5% bupivacaine hydrochloride for control of postoperative pain in dogs undergoing tibial plateau leveling osteotomy. J Am Vet Med Assoc 256:1011-19, 2020
[3] Millis DL, Levine D. Canine Rehabilitation and Physical Therapy, 2nd ed. Saunders, 2014
[4] Small Animal Anesthesia and Pain Management: A Color Handbook, 3rd Edition — Perioperative pain management chapter