猫の血糖曲線モニタリングは、糖尿病管理の核となる部分です。飼い主様からよく寄せられる質問を基に、正確な理解と実践的な方法を解説いたします。




| 項目 | 状況 | 該当する症状 | 対処方法 |
|---|---|---|---|
| 低血糖のリスク | 曲線で血糖が60mg/dL以下に下がる | 眠気、震え、けいれんの発生 | 直ちにブドウ糖を補給、獣医師と相談のうえインスリンを調整 |
| 過度の血糖上昇 | 血糖が300mg/dL以上で持続 | 元気の低下、食欲減少(ケトンの評価が必要) | ケトン・糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)の有無を確認、併発疾患を点検後、獣医師とインスリンを調整 |
| 不安定な曲線 | 血糖が急激に上下する | 食事とインスリン投与時間の不一致 | 測定スケジュールの再設定、日常パターンの統一 |
各状況に応じて獣医師とともに調整が必要です。
血糖曲線で低血糖が疑われる場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
猫の血糖値が60mg/dL以下に下がると低血糖状態となり、迅速な対応が不可欠です。重症の場合、けいれんや意識消失を引き起こす可能性があります。直ちにブドウ糖溶液を口から与えるか、速やかに獣医師に連絡してください。



タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Fundamentals of Veterinary Clinical Pathology, 3rd Edition, 2023
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2021
[3] Advanced Monitoring for Small Animal Emergency and Critical Care, 2nd Ed, 2022