ペットのホスピスや終末期ケアをいつから始め、どのように判断すべきか。生活の質の評価から、飼い主さんが見逃してはいけない基準までをまとめました。

| 項目 | 評価内容 | 0点(悪い) | 10点(良い) |
|---|---|---|---|
| Hurt(痛み) | 痛みのコントロール状態 | 持続的な痛み | 痛みなし |
| Hunger(食欲) | 自分で食べているか | 拒否/強制給餌 | 自発的によく食べる |
| Hydration(水分) | 脱水の有無 | 重度の脱水 | 正常な水分 |
| Hygiene(衛生) | 排泄・グルーミング | 排泄の失敗が頻繁 | 自分で管理できる |
| Happiness(幸福) | 反応・交流 | 無気力・無反応 | 飼い主との交流 |
| Mobility(移動) | 歩く・立つ | ほとんど動けない | 自由に移動できる |
| More good than bad | 良い日 vs 悪い日 | 悪い日の方が多い | 良い日の方が多い |
合計35点以上:生活の質を維持できる/35点未満:ホスピス・緩和ケアの本格的な検討を

このような場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
ホスピスケアを受けている間でも、以下の症状は緊急事態である可能性があります。発作が5分以上続くか繰り返す場合、唇や歯茎が蒼白または青紫色に変色した場合、腹部が急激に膨張した場合、24時間以上排尿できない場合は、直ちに病院へお越しください。これらの症状は迅速な獣医学的評価と処置を必要とする状態ですので、ホスピスケア中であってもためらわず、直ちに獣医師にご連絡ください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Silverstein DC, Hopper K. Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed, Elsevier Saunders, 2023
[2] Shearer TS. Palliative Medicine and Hospice Care, Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice, 2011
[3] Villalobos A. Quality of Life Scale (HHHHHMM Scale), Canine and Feline Geriatric Oncology, 2007