犬の抜歯後、自宅でどのようにケアすべきかについて、ステップごとにまとめました。食事の管理から薬の服用、危険な兆候の見分け方まで、飼い主さんが必ず知っておくべき重要なポイントを盛り込んでいます。

| 期間 | 確認ポイント |
|---|---|
| 手術当日~翌日 | 出血の有無・麻酔からの覚醒状態・少量のソフトフードを試す |
| 回復初期の数日 | 腫れの軽減を確認・抗生物質・鎮痛剤を定時に投与 |
| その後の数日 | 食欲の回復・抜歯部位に臭いや分泌物がないか確認 |
| 経過観察の来院日 | 回復状態の確認・縫合糸の除去(獣医師の指示がある場合) |

すぐに病院へ連れて行かなければならない危険なサイン
以下の症状が一つでも見られた場合は、一刻も早く動物病院へお越しください。抜歯後の感染症や合併症は、早期の対応が回復予後を大きく左右します。 • 出血が長引いて止まらない、または一旦止まった後、時間が経ってから再び始まった場合 • 抜歯部位から強い悪臭や黄色い分泌物が出ている場合 • 数日間にわたり、水や餌をほとんど飲んだり食べたりできない場合 • 発熱を感じたり、体が震えたりする場合 • 顔の片側や目の下が次第にひどく腫れてくる場合


抜歯後の口腔ケア、このように続けていきましょう
抜歯が完了しても、口腔ケアが終了するわけではありません。残った歯を健康な状態に保つことが、次の抜歯を防ぐ最も効果的な予防策です。 • 回復後、定期的な歯磨きの習慣を再開する • 獣医師が推奨する歯の健康に良いおやつやおもちゃを活用する • 定期的に口腔検査を受ける • 口腔の状態に応じて、スケーリングなどの専門的なケアの間隔を再調整する

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Logan EI, Dietary influences on periodontal health in dogs and cats, Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice, 2006, 36(6):1385-1401
[2] Holmstrom SE et al., 2013 AAHA Dental Care Guidelines for Dogs and Cats, Journal of the American Animal Hospital Association, 2013, 49(2):75-82
[3] Niemiec BA, Veterinary Periodontology, Wiley-Blackwell, 2012