夏場の犬における熱中症のリスクを減らすための予防法と緊急時の対処法を、飼い主の方が必ず知っておくべき重要な質問と回答としてまとめました。



すぐに動物病院を受診すべき状況
犬が意識を失っている、痙攣(けいれん)を起こしている、または体温が40度以上の場合には、直ちに動物病院へ搬送する必要があります。これは命に関わる緊急事態です。自宅で冷却処置を行っても、病院での治療は不可欠です。

| 項目 | 効果 | 注意事項 | 適合度 |
|---|---|---|---|
| 室内温度の調整 | 高い | エアコン使用時は過度な冷房を避ける | 普通 |
| 十分な水の供給 | 非常に高い | 水入れを1日2〜3回以上取り替える | 高い |
| 散歩時間の調整 | 高い | 午前7時以前または夕方7時以降がおすすめ | 高い |
| 車内への放置禁止 | 非常に高い | 10分も経たないうちに体温が急上昇 | 最高 |
車内は日が差すと10分も経たないうちに内部の温度が60度以上まで上がることがあります。

短頭種の場合は特に注意が必要です。
ブルドッグ、パグ、ペキニーズなどの短頭種は呼吸が苦しく、暑さに非常に弱いです。暑い日は涼しい室内で過ごさせ、散歩は必ず短く、さっと済ませるようにしてください。肥満は短頭種の気道の問題をさらに悪化させ、熱中症のリスクを高めるため、体重管理も重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Kenneth J. Drobatz, DVM, MSCE, DACVIM, DACVECC. Heat Stroke in Dogs. In: Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed. 2017.
[2] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me. 2023.
[3] Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion, Small Animal Toxicology, 3rd Edition. 2021.