犬の分離不安の代表的な症状と原因を解説し、動物行動医学に基づいた脱感作・逆条件付けによる矯正トレーニングを段階的に案内します。


このような場合は、すぐに動物病院へお越しください。
次のいずれかに該当する場合は、必ず獣医師または獣医行動専門医にご相談ください。 • 脱出を試みる際に爪が抜けたり、歯茎から出血したりする • 自傷行為(しっぽを噛む、皮膚を過度に掻く)が繰り返される • 食欲が完全に消失し、体重が減少する • 破壊行動が激しくなり、壁や床が損傷するレベルに達する このような状態では、訓練だけでは解決が難しく、専門的な行動治療計画が必要です。


薬物治療が必要になる場合もあります。
重度の分離不安には、獣医師の処方に基づき薬物療法を併用することができます。獣医行動医学の教科書によれば、薬物はトレーニングの効果を高めるための補助手段です。薬効が十分に現れるまでには一定の期間を要することがあり、獣医師が体重や症状に合わせて適切な薬剤と用量を決定します。保護者が独断で投薬したり中止したりすることは絶対に避けてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[2] Tynes, V.V. (Ed.), Introduction to Animal Behavior and Veterinary Behavioral Medicine, Wiley-Blackwell
[3] Mazur, J.E. (2016), Learning and Behavior, 8th Edition, Routledge
[4] McGreevy, P. & Boakes, R. (2011), Carrots and Sticks: Principles of Animal Training, Darlington Press