犬の腎臓疾患の管理において重要な役割を果たす食事療法用フードについて、保護者の皆様にご理解いただきたい主な質問と回答をまとめました。適切な選択が、愛犬の健やかな生活につながります。



| 項目 | タンパク質 | リン | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ロイヤルカナン 腎臓サポート | 中等度の制限(高生物価) | 低い(制限) | 低ナトリウム・高水分(ウェット推奨)、オメガ3強化 |
| プルーナ 腎臓専用 | 中等度の制限(高生物価) | 低い(制限) | 低リン中心、オメガ3補給 |
| 一般(維持)フードとの比較 | 相対的に高い | 高い | 腎臓への負担が大きく、腎臓病の管理には不適切 |
製品ごとの正確な栄養数値はメーカーや腎臓病の病期によって異なるため、獣医師が犬の状態とIRISステージに合った製品をおすすめします。(a/dのような高タンパクの回復期用フードは腎臓食ではありません。)
急な餌の切り替えは危険です。
腎機能が弱い犬の場合、突然の餌の変更は食欲不振や嘔吐などの消化器系の不調を引き起こす可能性があります。新しい餌は一度に切り替えるのではなく、数日かけて徐々に混ぜながら移行するのが安全です。


餌の選び方は、必ず獣医師と一緒に決めましょう。
犬に適した療法食は、腎臓の状態、体重、既往歴によって異なります。飼い主さんがご自身で選ばれると、誤った選択をしてしまう可能性があります。必ず獣医師の処方を受けていただくことが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Ed. Wiley-Blackwell, 2022.
[2] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed. Elsevier, 2021.
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Elsevier, 2020.