犬の骨肉腫は急速に進行する悪性腫瘍であり、早期発見と適切な治療が生存にとって決定的です。保護者が必ず知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに動物病院を受診すべき症状
犬が脚に痛みを感じ、歩くことさえ困難になったり、咳が持続したりする場合は、すぐに動物病院を受診してください。骨肉腫は急速に転移するため、早期診断が生存を左右する重要な要素となります。
| 項目 | 効果 | 副作用 | 生存の見込み |
|---|---|---|---|
| 四肢切断(アンピュテーション) | 一次治療として推奨され、腫瘍の痛みを取り除きます | 脚の機能喪失 | 約6か月未満 |
| 切断+化学療法 | 微小転移の抑制により生存を延長します | 嘔吐・腎臓/心臓など薬物の副作用のモニタリングが必要です | 約18か月未満 |
| 緩和治療(鎮痛剤・放射線) | 痛みの緩和・生活の質の維持(完治を目的としません) | 放射線の効果は通常2~4か月持続します | 寿命延長の効果は限定的です |
手術(四肢切断)後に化学療法を併用すると、生存の見込みが高くなります。


注意:化学療法中に副作用が現れた場合は、すぐに連絡してください。
化学療法中に激しい嘔吐、下痢、食欲不振、倦怠感が続く場合は、すぐに獣医師にご連絡ください。重大な副作用の可能性がありますので、迅速な対応が必要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Withrow, S.J. et al. (2015). Veterinary Surgical Oncology, 2nd Ed. Elsevier.
[2] London, C.A. et al. (2015). Chemotherapy for osteosarcoma in dogs: A review. Journal of Veterinary Internal Medicine.
[3] Textbook of Veterinary Orthopaedic Surgery (2020). Chapter on Bone Tumors in Canine Patients.