犬の高血糖症は糖尿病と深く関連する内分泌疾患であり、早期発見と適切な管理が重要です。飼い主さんが必ず知っておくべき重要な情報をまとめました。



直ちに動物病院を受診すべき場合
犬が意識を失ったり、激しい嘔吐や下痢、呼吸困難、筋肉のけいれんを示す場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これらは糖尿病性ケトアシドーシスの兆候である可能性があります。生命を脅かす状態となるため、迅速な対応が不可欠です。
| 項目 | 軽症 | 中等度 | 重度 |
|---|---|---|---|
| 多尿・多食 | 観察が必要 | 獣医師相談 | 直ちに診療 |
| 体重減少 | 食事調整 | 血液検査 | インスリン治療を検討 |
| 意識低下 | 救急外来を受診 | 静脈注射 | 入院が必要 |
症状が悪化すると糖尿病へ進行する可能性があるため、早期管理が重要です。



注意が必要な犬種と年齢
特定の犬種や年齢が高血糖や糖尿病により脆弱であるかどうかは、ここで提示された根拠だけでは断定しにくい部分があります。ただし、副腎皮質機能亢進症、膵炎、甲状腺機能低下症などの基礎疾患がある場合や、ステロイドの服用、慢性的なストレスがある場合は、インスリン抵抗性により高血糖のリスクが高まる可能性があります。このようなリスク要因がある場合は、定期的な血糖値検査が特に重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. (2023). Chapter 12: Endocrine Diseases.
[2] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed. (2022). Section on Diabetes Mellitus and Hyperglycemia.
[3] American Veterinary Medical Association (AVMA). Canine Diabetes: Diagnosis and Management Guidelines (2021).