犬の口臭は、単なる臭いの問題ではなく、口や歯、胃腸など、さまざまな健康上の問題のサインです。飼い主の方が必ず知っておくべき重要な情報をまとめました。



このような場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
犬の口臭が急に強くなり、食欲不振や嘔吐、下痢、眠気などの症状が伴う場合は、糖尿病や腎臓病の可能性があります。すぐに獣医師にご相談ください。



歯のクリーニングはご自宅で直接行わないでください。
自宅で道具を使って歯石を直接こすり落とすのは危険です。やり方を誤ると歯茎を傷つけたり、犬がストレスを感じたりする可能性があります。また、固くなった歯石を取り除く専門的なクリーニングは、麻酔下で安全に行う必要があります。一方、柔らかい歯ブラシでのブラッシングは自宅で毎日行うことが推奨されており、正しい方法をマスターすれば歯茎の疾患予防に大きく役立ちます。
| 項目 | 主な症状 | 治療方法 | 管理のポイント |
|---|---|---|---|
| 歯石の蓄積 | 口臭がひどい、歯の露出 | スケーリング、歯のクリーニング | 定期的な検診、専門的な治療を推奨 |
| 歯周炎 | 歯肉からの出血、歯のぐらつき | 抗生物質、外科的治療 | 定期検診、治療後の管理 |
| 胃腸の問題 | 嘔吐、下痢、食欲低下 | 食事の調整、胃腸薬 | 食事時間を固定、ストレスを減らす |
| 糖尿病 | 過度な喉の渇き、体重減少 | インスリン注射、食事の調整 | 血糖値のモニタリング、定期検診 |
| 腎機能の低下 | 口臭がひどい、食欲低下 | 輸液治療、食事の調整 | 水分摂取の確保、低タンパク食 |
原因によって治療方法が異なるため、正確な診断が不可欠です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Blake, A.B. and Suchodolski, J.S. (2016) Importance of gut microbiota for the health and disease of dogs and cats. Animal Frontiers 6, 37–42.
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell, 2022.