犬も年を取ると認知症になることがあります。ここでは、認知機能障害症候群の主な症状と、段階別の管理法をまとめました。


| 区分 | 初期 | 中期 | 後期 |
|---|---|---|---|
| 方向感覚 | 時々ぼんやりする | 家の中で迷子になる | 自分の家を見つけられない |
| 睡眠 | 軽度な変化 | 夜中に頻繁に目覚める | 昼夜が完全に逆転する |
| 排泄 | 稀な失敗 | 頻繁な失敗 | 制御不能 |
| 社会性 | やや無関心 | 飼い主を時々認識できない | 家族を認識しにくい |
| 活動 | 興味減少 | 無気力 | ほとんど動かない |
他の疾患と混同されやすいです。
認知症の症状は、脳腫瘍、甲状腺機能低下症、関節炎による痛み、視力や聴力の低下など、他の疾患と似た形で現れることがあります。特に症状が急に出てきた場合は、認知症よりも別の疾患の可能性が高いです。行動に変化が見られたら、「年だから仕方ないか」と軽く流さず、必ずまず獣医師による正確な診断を受けてください。


認知症の予防は、今から始めましょう。
認知症は高齢犬に現れる症状ですが、中年期(7~8歳)から予防習慣を身につけておけば、発症を遅らせることができます。規則正しい散歩や遊び、抗酸化成分が豊富な食事、他の犬や人との社会的交流を継続して維持してください。脳を刺激するノーズワークやパズルおもちゃも、優れた予防法です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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