犬の糖尿病診断後、インスリンの種類別の価格、注射器や血糖測定器などの付随費用、そして生涯管理に必要な月額・年額費用を実際のケースを基準にまとめました。


| 項目 | カニンスリン 2.5ml | ヒューマリンN 10ml | ランタス ソロスター ペン 3ml |
|---|---|---|---|
| 1本/ペンの価格 | 約3,000円〜4,000円 | 約2,000円〜3,000円 | 約8,000円〜10,000円 |
| 投与回数 | 1日2回 | 1日2回 | 1日1~2回 |
| 有効期限(開封後) | 約42日 | 約28日 | 約28日 |
| 犬での使用頻度 | 最も多く処方 | 一般的 | 個体によって異なる |
| 保管 | 冷蔵 | 冷蔵 | 冷蔵 |
価格は動物病院・薬局によって差があります。処方箋がないと薬局での購入はできません。
人間用インスリンを勝手に変更しないでください。
インスリンは種類によって濃度(40 IU/mlと100 IU/ml)や作用時間が異なりますので、同じ単位であっても実際の投与量が異なります。飼い主の判断で薬を変更すると、低血糖ショックによる緊急事態を引き起こす可能性があります。必ず獣医師と相談してから変更し、変更直後の1週間は血糖曲線を再測定する必要があります。


節約のために絶対にやってはいけない3つのこと
1) 開封後、有効期限が過ぎたインスリンを使い続けること——効力が低下し、血糖値が再び急上昇します。2) シリンジの再利用——針が鈍くなり、痛みや皮下膿瘍のリスクが高まります。3) 療法食を市販の一般的なドッグフードに切り替えること——血糖値の急上昇が抑えられず、結果的にインスリンの投与量が増加し、薬代がかえって高くなります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Nelson RW, Reusch CE, Animal models of disease: Classification and etiology of diabetes in dogs and cats, Journal of Endocrinology, 2014
[2] Behrend E et al., 2018 AAHA Diabetes Management Guidelines for Dogs and Cats, Journal of the American Animal Hospital Association, 2018
[3] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed — Endocrine Disorders 챕터
[4] The Dog Care Handbook — Practical Home Nursing of Your Dog, 2024