犬の飲水量は、健康状態を把握する上で重要な指標です。飼い主さんが知っておくべき、重要な質問と回答をまとめました。



すぐに病院を受診する必要がある状況
犬が12時間以上水を飲まない場合、または嘔吐・下痢・意識レベルの低下を伴う場合は、直ちに動物病院を受診してください。脱水症状は急速に悪化し、輸液治療なしでは回復が困難です。特に高齢犬や心臓疾患を有する犬では、より危険性が高まります。
| 項目 | 軽症 | 中等度 | 重度 |
|---|---|---|---|
| 飲水量の減少 | やや減少 | 明らかに減少 | ほとんど飲まない |
| 尿の濃度 | やや濃縮 | 明らかな濃縮 | 非常に濃縮された尿 |
| 対処方法 | 水の器をこまめに満たす | 水の味を変えてみる | 直ちに動物病院を受診 |
飲水量の変化は早期発見が重要です。軽症のうちに対応すれば、重度の状態に悪化しません。


注意:水を飲みすぎることも問題です。
犬が突然、水を異常に多く飲むようになった場合、糖尿病、腎臓疾患、脳疾患の可能性が考えられます。1日あたりの飲水量が体重1kgあたり90mlを超えた場合は、異常の兆候である可能性があります。特に夜間に頻繁に排尿したり、水を飲んだ直後にすぐに排尿したりする場合は、必ず獣医師にご相談ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Advanced Monitoring for Small Animal Emergency and Critical Care, 2nd Ed
[2] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Ed