犬の運動量は、品種によって大きく異なります。飼い主さんが不適切な運動をさせると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、品種別の推奨運動量と注意点をまとめました。



| 項目 | 1日の運動量 | 運動強度 | 注意事項 |
|---|---|---|---|
| チワワ | 個体差が大きい(毎日の活動が必要) | 低い~普通 | 小型犬も肥満予防のために毎日の活動が必要です。獣医師と相談してください。 |
| ラブラドール・レトリバー | 30~60分以上 | 高い | 定期的な運動が必須。運動量には個体差があります。 |
| ボーダーコリー | ほぼ毎日30分以上 | 非常に高い | 精神的な刺激が必須。強い有酸素運動が必要です。 |
| グレート・デーン | 30~60分以上(成長期を除く) | 中間~高い | 成長期は成長板が弱いです。過度な運動は禁止、穏やかな活動を推奨 |
運動量は年齢、犬種、健康状態に応じて調整する必要があり、個体差が大きいです。獣医師と相談してください。

成長期の犬には、過度な運動は禁物です。
成長期の犬の関節や成長板は、まだ完全に発達していません。繰り返し走る、階段を昇り降りする、長距離の散歩など、衝撃の大きい活動は、成長板や関節の損傷リスクを高める可能性があります。保護者の方は、成長期の犬には短時間で頻繁に行う、柔らかい運動を推奨します。特に過度な衝撃がかかる活動は避け、静かな散歩や遊び中心の活動が望ましいです。運動の強度が適切かどうか心配な場合は、獣医師に相談して決めるのが良いでしょう。

気温が高い日は、運動時間を減らしてあげてください。
暑い季節は、愛犬が熱中症になりやすいので注意が必要です。昼間の暑い時間帯は散歩を避け、朝や夕方など涼しい時間に運動量を調節しましょう。犬は肉球からしか汗をかかず、主にパンティング(ハァハァと息を荒くすること)で体温を下げるため、暑さに弱いです。運動中やその後は、こまめに水分補給をさせてあげてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] National Research Council. (2006). Nutrient Requirements of Dogs and Cats. National Academies Press.
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. (2022). Wiley-Blackwell.
[3] American Kennel Club. (2023). Breed Standards and Exercise Needs. AKC.org.