犬の品種ごとに心臓疾患のリスクは異なります。飼い主さんは特定の品種の傾向を知っておくことで、早期発見と適切な管理が可能になります。



| 項目 | 主な疾患 | リスク度 | 早期発見の時期 |
|---|---|---|---|
| ドーベルマン | 拡張型心筋症 | 非常に高い | 成犬期から定期検診 |
| グレート・デーン・アイリッシュ・ウルフハウンド | 拡張型心筋症 | 高い | 成犬期から定期検診 |
| ラブラドールレトリバー | 拡張型心筋症(変異型) | 中程度 | 中年期以降に検診 |
| ボクサー | 不整脈原性右室心筋症 | 高い | 中年期以降に検診 |
| キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル | 二尖弁(僧帽弁)疾患 | 高い | 中年期以降に検診 |
リスク度と時期は、獣医学の教科書が示す品種素因と臨床像を総合した一般的な案内です。

心臓発作の危険信号が現れた場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
急な倒れ込み、呼吸困難、口元が青ざめる、心臓の鼓動が止まるなどの症状は、命に関わる緊急事態です。すぐに病院に連絡し、できるだけ早く搬送してください。

高齢の犬や特定の品種に遺伝的傾向がある場合は、細心の注意を払ったケアが必要です。
6歳以上の犬や、心疾患の素因がある品種の場合は、日常の活動量を適切に調整し、塩分を多く含む食事や過度な運動を避ける必要があります。獣医師と連携して、個体に応じた管理計画を立てることが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Freid KJ, Freeman LM, Rush JE, et al. (2020) Retrospective study of dilated cardiomyopathy in dogs. J Vet Intern Med. 35(1):58–67.
[2] MEURS KM. (2010) Genetics of Cardiac Disease in the Small Animal Patient. Vet Clin Small Anim Pract. 40(4):701–715.
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. (2020) Section III: Diseases of Specific Organ Systems. Wiley-Blackwell.