赤ちゃんが生まれた後に犬が示す嫉妬・不安・退行行動の原因と、出産前後の段階別の適応管理法をQ&A形式でまとめました。



このような行動が見られた場合は、すぐに動物行動専門の獣医師にご相談ください。
犬が赤ちゃんに対して歯をむき出しにしたり唸ったり、赤ちゃんの方へ突進したり、飼い主を噛もうとするような行動が新たに現れた場合は、すぐに獣医行動学の専門家に相談してください。叱ったり体罰を加えたりすると、かえって攻撃性が強まる可能性があるため、自分だけで解決しようとしてはいけません。

退行性行動が見られたときに絶対にやってはいけないこと
排泄の失敗や物の破損に対して怒鳴ったり体罰を加えると、犬の不安はさらに増大します。すでにストレス状態にある犬への処罰は、飼い主に対する信頼を損ない、攻撃性につながることがあります。また、犬を無視したり長期間隔離したりすることも、分離不安を悪化させる要因となります。最も効果的な方法は、報酬に基づく再訓練です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Horwitz, D.F. & Mills, D.S. (Eds.), BSAVA Manual of Canine and Feline Behavioural Medicine, 2nd ed., BSAVA, 2009
[2] Introduction to Animal Behavior and Veterinary Behavioral Medicine, Wiley-Blackwell, 2022
[3] Nagasawa, M. et al., The behavioral and endocrinological development of stress response in dogs, Developmental Psychobiology, 56, 726–733, 2014