猫が動物病院を極度に恐がる理由と、飼い主さんが実践できる恐怖軽減法をQ&A形式でまとめました。来院前の準備から診察室での対応、長期的な脱感作訓練まで、段階的に解説します。


このような症状が見られた場合は、すぐに病院のスタッフにお知らせください。
口呼吸が持続したり、歯茎が白っぽくまたは青白く変色したり、ケージ内で倒れている場合は、単なるストレス反応ではない可能性があります。心血管系の異常や過呼吸発作が疑われるため、待合室で速やかに獣医師または動物看護師に報告してください。

予防のための受診―治療を目的とせず、なぜ動物病院に行くのか
すでに恐怖が強い猫の場合、「治療を目的としない予防訪問」が効果的です。病院に行って、おやつをもらって帰ってくるだけの体験を繰り返すのです。動物病院が「嫌なことが起こる場所」から「おやつをもらえる場所」へと再学習されることで、長期的に恐怖反応が軽減されます。担当の病院では事前予約が必要な場合が多いので、まずは電話で確認してみてください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Mariti C et al., Perception of pain and awareness of being observed affect the behaviour of cats during a veterinary examination, Journal of Feline Medicine and Surgery, 2016
[2] Lloyd JKF, Minimising Stress for Patients in the Veterinary Hospital: Why It Is Important and What Can Be Done about It, Veterinary Sciences, 2017
[3] Radosta L, Veterinary Guide to Preventing Behavior Problems in Dogs and Cats, Chapter 11: Prevention and the Veterinary Hospital, Wiley-Blackwell, 2023