猫のワクチン接種の種類、スケジュール、費用に影響する要因など、飼い主さんが知っておくべき情報をまとめました。

| 接種時期 | 接種内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 生後6〜8週 | 初回混合ワクチン | 初回接種開始(生後6週未満は不可) |
| 生後10〜12週 | 2回目混合ワクチン | 初回から3〜4週間後 |
| 生後14〜16週 | 3回目混合ワクチン | 2回目から3〜4週間後 |
| 生後16〜20週 | 最終混合ワクチン | 最終接種完了の推奨時期 |
| 生後16週以降 | 狂犬病ワクチン | 獣医師の推奨により |
| 1年後 | 追加接種(ブースター) | 基本接種完了から1年後 |

ワクチン接種前に必ず確認してください
ワクチン接種は、健康な状態で行う必要があります。下痢や嘔吐、食欲不振など体調が優れない日は、接種を延期するのが安全です。新しく迎えた猫の場合は、まず健康診断と鉤虫駆除を完了してからワクチン接種を開始してください。妊娠中や免疫抑制剤を服用中の猫も、必ず獣医師にご相談ください。


ワクチン接種を先延ばしにすると、このようなリスクがあります。
ワクチン接種を先延ばしにしたり、スキップしたりすると、猫汎白血球減少症(猫エイズとは異なります)やカリシウイルス感染症などの伝染病に感染するリスクが高まります。特に子猫は、母猫から受け継いだ母体抗体が消失する時期に最も脆弱です。猫汎白血球減少症は致死率が非常に高い疾患であり、治療費はワクチン接種費用よりもはるかに高額になる可能性があります。必ずスケジュール通りにワクチン接種を行ってください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Scherk MA, Ford RB, Gaskell RM, et al. 2013 AAFP Feline Vaccination Advisory Panel Report. J Feline Med Surg. 2013;15(9):785-808.
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Chapter 21: Infectious Diseases and Vaccination
[3] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition — Chapter 8: Preventive Healthcare
[4] Day MJ, Horzinek MC, Schultz RD, et al. WSAVA Guidelines for the Vaccination of Dogs and Cats. J Small Anim Pract. 2016;57(1):E1-E45.