猫の健康診断費用は、基本チェックで5,000円〜10,000円、総合チェックで10,000円〜30,000円程度が一般的です。年齢別のおすすめ検査項目と診断周期を、獣医学の教科書を根拠にまとめました。

| 検査項目 | 目安費用 | 確認内容 |
|---|---|---|
| 身体検査(診察) | 1,000円〜3,000円 | 全身状態、体重、聴診 |
| 一般血液検査 | 2,000円〜4,000円 | 貧血、感染症、炎症 |
| 血清生化学検査 | 3,000円〜7,000円 | 肝臓・腎臓・血糖値の機能 |
| 尿検査 | 2,000円〜4,000円 | 腎臓・泌尿器の健康状態 |
| X線検査 | 3,000円〜6,000円 | 胸部・腹部の構造確認 |
| 腹部超音波検査 | 5,000円〜10,000円 | 臓器内部の詳細確認 |
| 甲状腺ホルモン検査 | 3,000円〜5,000円 | 7歳以上の高齢猫に推奨 |

健康診断の前にこれだけ確認してください
血液検査の精度を高めるため、検診前には8~12時間の絶食が必要な場合があります。お水は自由に飲ませてあげてください。尿検査が含まれている場合、朝の最初の尿を持参するように指示されることがありますので、予約時に病院に事前に確認しておきましょう。移動中のストレスは血糖値に影響を与える可能性があるため、慣れたキャリーケースに毛布を入れて快適に移動させるのがおすすめです。


この症状がある場合は、健康診断ではなく、すぐに受診してください。
急な食欲減退が2日以上続く場合、あるいは尿が出ない、トイレで力む様子が見られる場合は、健康診断の予約ではなく直ちに動物病院を受診してください。特にオスの猫の尿道閉塞は、非常に急速に命を脅かす緊急事態であり、症状が出た時点で迷わず治療を受ける必要があります。急激な体重減少、呼吸困難、歯茎が白くなる症状も緊急事態です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] The Cat: Clinical Medicine and Management (Susan Little) — Chapter 2: The Cat-Friendly Practice, Preventive Healthcare
[2] Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Ed (Ettinger, Feldman, Côté) — Section: Feline Preventive Healthcare
[3] AAHA Senior Care Guidelines for Dogs and Cats (2023 Revision)
[4] Feline Medicine and Therapeutics, 3rd Ed (Chandler, Gaskell, Gaskell) — Chapter 3: Clinical Examination and Diagnostic Testing