猫の「斜視」とは、眼球の位置がずれて見える症状です。原因としては神経障害、脳疾患、外傷などが挙げられます。飼い主さんが知っておくべき重要なポイントをまとめました。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
猫が突然斜視になったり、頭を傾げたり、バランスを失ったりした場合は、すぐに動物病院を受診してください。特に事故の後や発作の後、嘔吐や無気力が伴う場合は、脳疾患の可能性が高いです。これは命に関わる緊急事態です。斜視が突然現れた場合は、獣医師が神経学的検査を行い、原因を特定する必要があります。


| 項目 | 原因 | 対処法 | 予後 |
|---|---|---|---|
| 神経性斜視 | 脳・前庭系の損傷、炎症、腫瘍 | 神経学的検査、画像検査、原因に応じた薬物治療 | 原因の除去により改善が期待できる |
| 外傷性斜視 | 頭部の負傷、事故 | 経過観察、原因の治療 | 原因と損傷の程度によって異なる |
| 遺伝性・先天性斜視 | 遺伝的・先天的な要因(主に犬で報告) | 診断の確認、経過観察 | 原因によって異なる |
斜視の原因によって治療戦略が異なるため、正確な診断が必須です。
注意すべき点:斜視は常に病気の兆候です
猫の斜視は、単なる外見上の問題に見えることもありますが、多くの場合は脳や神経系に何らかの問題があるサインです。すぐに動物病院を受診する必要があります。斜視のある猫は外部の刺激に対して過敏になりやすいため、静かな環境を整えてストレスを軽減してあげましょう。治療に入る前に、正確な原因を特定することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2021
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[3] American College of Veterinary Ophthalmologists (ACVO) Guidelines on Feline Strabismus, 2020