7歳以上のシニア猫には、1年に最低1〜2回の定期健診が必要です。年齢別のおすすめ受診頻度と、必ず受けたい検査項目をまとめました。

| 項目 | 7~10歳 (成熟期) | 11~14歳 (高齢期) | 15歳以上 (超高齢期) |
|---|---|---|---|
| 推奨周期 | 年1回 | 6か月に1回 | 3~4か月に1回 |
| 血液検査 | 基本パネル | 基本+甲状腺 | 基本+甲状腺+心臓の数値 |
| 尿検査 | 年1回 | 6か月に1回 | 3~4か月に1回 |
| 血圧測定 | 推奨 | 必須 | 必須 |
| 画像検査 | 任意 | 年1回を推奨 | 年1~2回 |
持病がある場合や症状がある場合は周期をさらに短くします

このような変化が見られた場合は、検診の周期に関係なく、すぐに病院へお越しください。
定期健診の途中であっても、以下の兆候が見られたらすぐに受診してください。 • 水を急に多く飲み、尿量が増える • 食欲はあるのに体重が減る • 嘔吐や下痢が2日以上続く • 活動量が目立って減り、隠れるようになる • 呼吸が速くなったり、口を開けて呼吸したりする これらの症状は、腎臓・甲状腺・心臓の疾患における一般的な初期の兆候です。

持病がある高齢猫は、個別の周期に従う必要があります。
慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病、心臓病のいずれかが診断されている高齢猫は、上記の一般的な周期とは異なり、個別に管理を行います。例えば、初期の腎臓病では2~3ヶ月ごとに血液・尿の再検査を、甲状腺の薬を服用している場合は4~6週間後に再評価を、糖尿病では1~2週間隔で血糖値をチェックすることが標準的です。担当の獣医師が個々のスケジュールを決定します。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little, S.E., The Cat: Clinical Medicine and Management, Elsevier, 2012
[2] Sparkes, A.H. et al., ISFM Consensus Guidelines on the Diagnosis and Management of Feline Senior Wellness, JFMS, 2016
[3] Drobatz, K.J. et al., Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed, Wiley-Blackwell, 2022