猫の遊び時間は、1日30〜40分を10分ずつ3〜4回に分けるのが最も理想的です。年齢や性格に応じた適切な遊び時間と方法をご紹介します。

| 項目 | 猫(~1歳) | 成猫(1~7歳) | 中・高齢猫(7歳以上) |
|---|---|---|---|
| 1日の合計遊び時間 | 40~60分 | 30~40分 | 15~25分 |
| 1回のセッションの長さ | 5~10分 | 10~15分 | 5~10分 |
| 1日のセッション回数 | 4~6回 | 3~4回 | 2~3回 |
| 推奨する遊びの強度 | 高い | 中~高い | 低い |
肥満・心臓病・関節炎がある場合は獣医師と相談して強度を下げてください。※ AAFP基準では7~10歳は中高年(mature/middle-aged)に該当するため、この年齢層の猫も健康状態に応じて強度を個別に調整してください。

レーザーポインターは、単独での使用は避けてください。
レーザーポインターだけで遊ばせると、猫は決して「捕らえることのできない」光を追いかけ続けることになります。狩りごっこは、猫が獲物を実際に「成功裏に捕まえられる」ことでなければ、もどかしさがたまりやすくなります。光は最後には捕らえることができないため、狩りの欲求が満たされずに終わりがちです。そのため、レーザーポインターだけで遊ばせるのは避けるのが良いでしょう。必ず最後には、物理的に捕まえられるおもちゃやごちそうで「捕獲成功」の体験を作り、セッションを締めくくってください。

このような場合は、遊びの強度を低くしてあげてください。
心臓疾患、肥大型心筋症(HCM)、重度の関節炎、呼吸器疾患を患っている猫の場合、激しい遊びは危険を伴う可能性があります。遊びの最中に息切れをしたり、口を開けて呼吸したり、突然座り込んでしまうような様子が見られたら、すぐに遊びを中止し、獣医師に相談してください。高齢の猫や持病のある猫の場合は、「短く、ゆっくりと」行うことが基本原則です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little, S.E., The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2024
[2] Rodan, I. & Heath, S., Feline Behavioral Health and Welfare, Elsevier, 2016
[3] Kogan, L.R. & Grigg, E.K., Laser Light Pointers for Use in Companion Cat Play, Animals, 2021
[4] Halls, V., A Professional's Guide to Feline Behaviour, CABI, 2023