猫の内部寄生虫感染症は症状が多様であるため、見逃されやすいものです。飼い主さんが知っておくべき主な症状と見分け方をまとめました。



| 項目 | 主な症状 | 検査方法 | 治療期間 |
|---|---|---|---|
| 回虫 | 下痢、腹部膨満、体重の減少 | 便検査(浮遊法) | 獣医師の診断・処方によって決まります |
| 線虫(鉤虫など) | 血便、貧血、食欲の低下 | 便検査(浮遊法) | 獣医師の診断・処方によって決まります |
| トリトリコモナス | 慢性の下痢、排便回数の増加 | 直接塗抹の顕微鏡検査 | 獣医師の診断・処方によって決まります |
| その他の寄生虫 | 非特異的な消化器症状などさまざま | 便検査および追加検査 | 獣医師の診断・処方によって決まります |
症状が似ていることがあり、寄生虫が検出されても、それがそのまま症状の原因だと断定できないため、正確な診断のために便検査および追加検査が必要です。
すぐに動物病院を受診が必要な症状
猫が血便をしたり、激しい下痢によって脱水症状(口の乾燥、倦怠感、眼球の陥没)が見られた場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。また、2日以上食欲がない場合や、腹部が著しく膨満している場合は、寄生虫だけでなく腸閉塞や内臓出血などの緊急事態の可能性があります。飼い主さんはこれらのサインを見逃さず、迅速に対応しましょう。


注意:駆虫薬の過剰摂取は危険です
駆虫薬は、必ず獣医師の指示に従って正確な用量で投与してください。過剰投与すると、吐き気、下痢、けいれん、さらには肝臓障害を引き起こす可能性があります。特に猫、高齢猫、基礎疾患のある猫はより敏感に反応する傾向があります。保護者の皆様は、薬の用量と投与間隔を必ず確認し、獣医師と相談せずに自己判断で与えないようにしてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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