猫がイブプロフェンを摂取した場合に現れる腎不全や胃出血の症状、致死量の基準、そして病院に到着する前に飼い主が行うべき行動をまとめました。5mg/kgからでも危険な場合があります。

| 項目 | 1錠(200mg)摂取 | 2錠(400mg)摂取 | 毒性の段階 |
|---|---|---|---|
| 2kgの猫 | 100mg/kg | 200mg/kg | 致命的な可能性が非常に高い |
| 3kgの猫 | 67mg/kg | 133mg/kg | 腎不全・胃出血の危険 |
| 4kgの猫 | 50mg/kg | 100mg/kg | 腎毒性の危険が高い |
| 5kgの猫 | 40mg/kg | 80mg/kg | 胃腸刺激・腎毒性の危険 |
| 危険基準線 | 5mg/kgから胃腸、50mg/kgから腎不全の危険 |
1錠(200mg)落としただけでも、すべての体重の猫にとって緊急事態です
🚨 すぐに動物病院の救急外来を受診すべきサイン
次のいずれかに該当する場合は、真夜中でも直ちに24時間対応の動物病院へお越しください。疑わしいだけでも、移動中に救急外来へ事前に電話で連絡し、準備をお願いしてください。錠剤の袋や包装紙を持参すると、正確な用量の把握に大変役立ちます。 - 薬の容器のそばで猫が見つかった場合(飲んだところを見ていなくても) - 嘔吐、よだれ、食欲不振 - 黒色またはコーヒーの粉のような糞便・嘔吐物 - ふらつき、元気のなさ、呼吸数の増加 - 尿量が急に減ったり増えたりする


再発の予防 ― 家庭での薬の保管原則
回復後も同様の事故は繰り返されることがあります。猫は錠剤が転がる音や光の反射に反応し、おもちゃのように捕まえて飲み込んでしまうケースが多いのです。 - 人間の薬は猫が絶対に開けられない引き出しに保管してください(キャビネットの上は安全ではありません) - 薬を飲ませた後は、錠剤が1粒でも落ちたかすぐに確認しましょう - アセトアミノフェン、アスピリン、ナプロキセンなど、他の鎮痛剤も同様に危険です - 24時間対応の動物病院の電話番号を冷蔵庫に貼り付けておきましょう

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition — Ibuprofen toxicity in cats chapter
[2] Small Animal Toxicology, 3rd Edition — NSAID toxicosis in feline patients
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Acute kidney injury and toxicant exposure
[4] ASPCA Animal Poison Control Center — Ibuprofen toxicity guidelines for felines, 2023